内科や身体各科の先生方へ


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不眠・不安・うつの症状があった場合にかかりつけの内科の先生が最初に患者さんの訴えを聞くことも日常診療内で多いと思います。それらの症状に応じて向精神薬を処方されるケースもあり、軽症であれば精神科治療は自分で行いたい、メンタルのことは出来れば精神科の専門医に診てもらいたい、など先生によって精神症状の治療に対するお考えは異なるように思います。精神疾患自体の問題であるのか、基礎疾患や薬の影響の精神症状であるのか、社会生活環境や対人関係問題や患者さんの性格特性からの反応症状であるのか、精神科診断は生活歴も含めた幅広い情報から多岐に渡る可能性を考えて絞り込んでいく鑑別診断を行う必要性があり、それらを完全に把握してから主にモノアミン仮説に基づいた薬物療法を検討し適宜処方調整を継続していく必要があるので、それらに要する時間が持てないというご意見があると思います。また身体各科(整形外科、婦人科、泌尿器科等の全診療科)においても同様です。これ以外に身体基礎疾患や内服薬等の影響がなく各種身体検索を行っても異常が見つからない身体不定愁訴を訴える患者さんの治療困難ケースに苦慮されている場合も多いと思います。精神症状が乏しく身体症状が中心の「仮面うつ」のようなケースもあり、心療内科や精神科に紹介したいと思われるケースも多いことでしょう。精神科疾患や精神症状には重症度、緊急性、身体各科との併診の程度、等によって、メンタルクリニックではなく大学病院や総合病院の精神科、あるいは入院施設がありマンパワーの充実した精神科病院の受診の方が好ましい場合もあり、メンタルクリニックの対応限界から、せっかくご紹介していただいても治療対応が出来ないというケースも出てきますので、以下のようなフローチャートを作成させていただきました。どうか参考にしていただき必要があればご検討いただきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。

当院は生活保護医療と労災保険医療には対応しておりませんのでご注意ください


内科や身体各科から当院へのご紹介の手順

身体疾患を治療中で心療内科や精神科に受診させたい患者さんがいる

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先生から患者さんご本人に当院をご紹介いただいて
患者さんご本人から当院に予約の電話をかけていただきます
(この段階では「当院への診療情報提供書」を作成しないでください)

(精神科医療機関により対応限界があることをアナウンスしてください)

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当院の電話受付で患者さんご本人に質問をさせていただきまして
当院での対応が可能かどうかの判断を当院の精神科医師がさせていただきます

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当院での対応が可能でしたら、その内容を患者さんにお伝えして、
現在通院加療中の内科や身体各科の先生から診療情報提供書をもらうように
指導しますので、この段階で「当院への診療情報提供書」を作成してください
(当院での対応が難しい場合は患者さんご本人におおまかなアドバイスをします)

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患者さんご本人が先生の作成された診療情報提供書を入手された段階で
もう一度、患者さんご本人から当院に予約の電話をかけていただきます

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当院の電話受付で患者さんご本人と初診の日時を確定して
予約した日時に患者さんが当院に初診となります

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初診が終了した後に患者さんの許可をいただいて
当院では「診療情報提供書に対するお返事」を
必ず作成して郵送させていただいております
このためご紹介後に双方の医療機関に併診となっても
安心して内科や身体各科の診療に専念することが可能です


当院は「浦和医師会」と「埼玉精神神経科診療所協会」に加入しております

ご予約やお問い合わせはお気軽にお電話ください。
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