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2011.4.18

震災後の不安や不眠や地震酔いについて

東日本大震災に被災された皆様には心よりご冥福とお見舞いを申し上げます。3月11日の震災から1ヶ月以上経過しましたが未だに余震が続きまた大きな地震が起こるのではないかという不安感や放射能問題は大丈夫なのかという不安感をお持ちの方がおられると思います。またその影響で夜の睡眠も寝付きが悪い、眠りが浅い、夜中に何度か起きる、朝早く目が覚めるといった典型的な不眠状態になられている方も多くいらっしゃると思います。また余震が多いため船酔いのように内耳の三半規管の異常が起こり地震酔いが抜けなくて日々悩んでいる方も多いことでしょう。このように不安、不眠、身体不定愁訴(めまい、頭痛、吐き気、胃もたれ、動悸、下痢、全身倦怠感等)が長く続くと、うつ状態に発展する場合もあり、日々の日常生活の中での気分転換や心の安らぐ生活環境や安心できる対人関係を自分で意識して作っていくことが症状改善のために必要であると思います。それでもどうしても症状が改善しない場合は不安、不眠、うつの治療を心療内科で迅速に行い必要最低限の薬物療法と個別の性格特性に合わせた精神療法で本来の自分自身を1日も早く取り戻して心身共に健康に暮らしていけるようにすることが重要であると思います。

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