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心療内科 精神科
メンタルヘルス田井クリニック

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学生時代に授業中に国語の朗読や音楽の独唱をしーんとした教室で先生や同級生が耳を澄ます中で行ったことはありますか?元々目立ちたがり屋や社交的な性格で喜び勇んでうまく出来た方もいらっしゃると思いますが、先生に急に指されて緊張しすぎたり胸がドキドキしたり手足がふるえて声がうわずってしまい非常に恥ずかしい思いをした方もいらっしゃると思います。このような失敗体験も「学生時代の淡い想い出」になっていれば良いのですが、その後も人前での発言機会で緊張がひどく職場や学校で日々困っている方がいらっしゃると思います。「自分はもともと気が弱いんだ・・・」と性格の問題にしている方もいますが、苦手意識を持つ好まない状況での言動の緊張感は誰にでもあるものです(正常反応)。ただし苦手な環境下で手足がぶるぶる震える、声が震えてうまく発言できない、心臓がバクバクして頭が真っ白になる・・・このような強い緊張感やパニック症状を呈する場合は「社会不安障害(対人緊張症)」を疑う必要があります。この場合は「性格の問題」ではなく「大脳扁桃体(人間の不安や恐怖をつかさどる中枢)の過敏状態」を呈していて、失敗体験や恐怖体験をきっかけに苦手な状況下に遭遇すると簡単にパチンとスイッチが入り自律神経発作が起こるようになってしまったのです。これは「脳の代謝異常の病気」です。また職場で電話を受けることが出来ない、人前で字を書くと手が震えてしまい困る(書痙)、喫茶店やレストランでコーヒーカップを持つと手が震えてコーヒーをこぼしてしまう・・・健康な人から見たらまさか?と思うような症状ですが、これらの症状をお持ちの方も同様に非常につらくて日々の生活にとても悩んでいます。心療内科の受診には抵抗があるかもしれませんが、病気や治療の内容をわかりやすく説明してくれる精神科専門医に受診されることをお勧めいたします。

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みなさんはパニックになったことはありますか?日常生活の中でもお財布を落としてしまったり家の鍵や携帯電話をなくしてしまったり非常にあわててしまい思考が混乱して胸がどきどきしたり冷や汗が出て部屋の中を訳もなく歩いてしまったり中にはショックのあまり貧血で倒れてしまったり過呼吸になってしまう方もいらっしゃるかもしれません。このような状態は精神医学的にはパニック状態というのですが、パニック発作が1回あったから即パニック発作と診断がつくわけではありません。根拠のある原因に基づいてパニック発作を起こすことは正常な生体防御反応(正常)です。これに対して何も根拠がなくいつでもどこでも時や場所を選ばずに頻回にパニック発作を起こすものをパニック障害といいます。また特定の場所(満員電車や車の渋滞や閉鎖空間や人混みや身動きのできない映画館や美容院等)においてのみパニック発作を頻回に起こすものをパニック発作を伴う広場恐怖症(狭義のパニック障害)といいます。この場合回避行動(苦手な場所を自分から避ける)や予期不安(またここで発作が起きたらどうしようと不安になる)を伴うことが多いです。またパニック発作があってもパニック障害ではない精神科関連疾患の2次的な症状としてみられるケースも多く安易な診断は治療の方向性を見失います。パニック障害は精神科専門医がきちんと鑑別診断して学会や研究班のガイドラインに則した我流ではないきちんとした治療内容を患者さんにわかりやすく説明して安全に提供することが精神科医療機関の責務であると思います。

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