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2018年4月 のアーカイブ

平成30年4月に「労働衛生コンサルタント(保健衛生)」の国家資格を取得しましたのでご報告いたします。登録事業所は院内併設で現在代表を務めさせていただいている「メディカルEAP埼玉」です。専門は「メンタルヘルス」です。

「労働衛生コンサルタント」とは労働安全衛生法にも規定されており、資格名称を用いて他人(事業場の長)の求めに応じて報酬(自費)を得て、労働者の衛生水準の向上を図るため、事業場の衛生についての診断や指導を行う資格です。

つまり就労者の方本人が利用するサービスではなく、事業場(会社)が事業場外にいる労働衛生コンサルタントを活用して職場の労働衛生マネジメントシステムを確立させるためのサービスです。(注:産業医とは業務内容が異なります)

労働衛生コンサルタントが事業場から依頼される主な業務内容は(1)事業場の「顧問」となり労働衛生に関する相談や指導の業務を事業場の外で年単位で行う(2)単発の依頼事項の指導業務(3)単発の依頼事項の診断業務(4)単発の依頼事項の相談業務(5)事業場の労働衛生に関する計画全般の作成業務(6)職場の労働衛生(特にメンタルヘルス問題)に関する研修会講師の業務 です。

職域の労働衛生に関わる産業保健の専門資格としては労働安全衛生法に規定されている「産業医(日本医師会認定)」という資格が有名ですが、同じく労働安全衛生法に規定されている「労働衛生コンサルタント(厚生労働省認定)」という資格は、業務内容こそ異なるものの、産業保健衛生に関するさらに上位の資格であり、一般的に産業保健衛生に関する知識、経験、技術を十分に有している者と考えて良いと思います。

「メディカルEAP埼玉」の代表として今後も引き続き「労働衛生コンサルタント」の業務内容を推進していくとともに、「メンタルヘルス田井クリニック」の院長としても、「労働衛生コンサルタント」「精神科産業医」「精神科顧問医」で培ったメンタルヘルスに関する知識、経験、技術を駆使しながら精神科専門医として就労者を対象とした精神科医療に従事していきたいと思っております。

今後ともどうかよろしくお願いいたします。

メディカルEAP埼玉 代表 労働衛生コンサルタント 田井 良輔
メンタルヘルス田井クリニック  院長        田井 良輔

http://www.taiclinic.com

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平成30年4月になりました。民間企業や行政機関や教育現場においては職員の異動や配置転換や職位変更がなされて職域をとりまく就労環境には大きな変化があり就労する一般職員の方や管理監督者の方のメンタルヘルスの問題が発生しやすい時期です。

日常生活の規則正しい生活習慣と休日を確保し毎日の外出や日光浴をすることは通年の就労に耐えうる心身の健康を維持していく上で必要なことです。だからといって心身が不調になったらすぐに受診や休職することを勧めているわけではありません。就労は継続すべきであるし受診が不要ならば受診する必要も無いでしょう。向精神薬の服薬も精神症状がなければ服薬する必要もありません。

しかし心身不調の症状が継続しており明らかな就労上の苦痛が継続する場合は治療相当にあるかどうかの精神科専門医の診断は必要です。職場に産業医がいれば精神科を受診をする前に治療の必要性の判断を自分で依頼する方法もあります。

もし治療相当であれば産業メンタルヘルスに精通した精神科専門医による通院治療の継続が必要ですし就労不能な状態であれば休職して将来復職するための生活リズム療法や医療リハビリや就労者のためのカウンセリングの実施は必要でしょう。

メンタルヘルス田井クリニック(メディカルEAP埼玉)   田井 良輔

http://www.taiclinic.com

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